白檀塗り

□伝統的工芸品/白檀塗り

【寸法】H48×W48×D43cm

白檀塗りとは、金箔(きんぱく)・銀箔・金泥(こんでい)などを施した上に透き漆をかけたもので
まず金箔を押して、その上から半透明の透(すき)漆を塗って仕上げます。
上が半透明ですから、下の金箔が微妙に見えて、何とも言えない色合いになるのです。
またこの白檀塗りのおもしろいところは、歳月が経過すると、次第に金色が増してくるところにあります。
これは、漆は時間が経過すると、次第に透明度を増してくる(透けてくる)という特徴によります。
上塗りの透き漆は、はじめは透明度が低く、下の金箔がほとんど見えず、黒っぽく見えるのですが、時間が経つと次第に透けてきて、下の金箔が見えてくるのです。
ですから、時間の経過により違った色合いを楽しめる、おもしろさがあるのです。

その他、白檀塗りの仏壇の角の部分が他の部分より金であるのも、上塗りの透き漆がその部分はのりにくいので、上塗りの膜が薄く、よって、下の金箔が透き通って見えやすくなり金なのです。

このように白檀塗りというのは、漆が半透明であり、また時間が経過すると透明度が増す、という漆の特徴を存分に活かした塗り方なのです。
定価 913,000円(税込)
販売価格
880,000円(税込)
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